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還元水飴と還元麦芽糖水飴の違い

還元水飴と還元麦芽糖水飴は紛らわしく、その違いは甘さやカロリーなど、多岐に及びます。

トウモロコシやバレイショ、カンショ、タピオカなどから得られるデンプンを酸や酵素で分解すると、デキストリンや麦芽糖(マルトース)、ブドウ糖(グルコース)を含む水飴が得られます。
水飴の中でも麦芽糖(マルトース)を多く含むものを特に麦芽糖水飴と呼びます。
これらを還元(水素を付加)して得られるものを、それぞれ還元水飴還元麦芽糖水飴と呼びます。
どちらも各種の糖アルコール(単糖(ソルビトール)、2糖(マルチトール)、3糖(マルトトリイール)、4糖以上(オリゴ糖アルコール)など)を含み、その構成比率によって、さまざまな性質を示します。

定義としては、
還元麦芽糖(マルチトール)を75%以上含むものを還元麦芽糖水飴
還元麦芽糖(マルチトール)が75%未満及びソルビトールを50%未満含むものを還元水飴
と呼んで区別しています。


還元水飴 還元麦芽糖水飴 
糖アルコール組成  単糖(ソルビトール) 50%未満 含む
2糖(マルチトール) 75%未満 75%以上
3糖 含む 含む
4糖 含む 含む
甘み(砂糖と比べ) 10~60% 70~90%
カロリー(100g当たり) 230~340kcal 160~220kcal
備考 糖アルコールの組成比によってさまざまな性質を持つ 還元麦芽糖(マルチトール)が主体 

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